0.2㎜の違いが創る世界
- エンパワークファクトリー
- 7月21日
- 読了時間: 2分

写真にあるのはノズルマーカーと言って今どのノズルで出力してるか一目でわかるようになってます。

3Dプリンターの魅力は、その緻密さにあります。
弊所では製品の用途等に応じて0.2㎜ノズルと0.4㎜ノズルを使い分けています。
たった0.2mm⁉と思いますが製品の出来に大きく左右します。
今回は、弊所でよく使っている0.2㎜と0.4㎜ノズルの紹介とその特徴をまとめてました。

積層ピッチが緻密さのカギ⁉
積層ピッチとは、3Dプリンターが材料を重ねる層の厚さのこと。この厚さが仕上がりの精度に直結します。
0.2mmノズル:0.06mm〜0.1mmのピッチ設定で、極めて細やかなディテールを再現。
0.4mmノズル:0.1mm〜0.2mmのピッチで、スピードと汎用性のバランスが取れた出力。
ミルクレープのように、極薄のクレープを何層も重ねるほど断面が滑らかに。逆に厚めのクレープを重ねると高さは出るものの、ゴツゴツした断面に。
ノズル選びは、この“クレープの厚さ”を調整するようなものです。
ノズルサイズごとの特徴比較
ノズルサイズ | 主な用途 | 積層ピッチ | 実現可能なディテール | メリット | デメリット |
0.2mm | ミニチュアフィギア、アクセサリー | 0.06mm〜0.1mm | 極めて細かい表現 | 超高精細・滑らかな仕上がり | 印刷時間長い・ノズル詰まりリスク大 |
0.4mm | 汎用プロジェクト | 0.1mm〜0.2mm | バランスの取れた仕上がり | 高速・汎用性高い・素材互換性が広い | 微細表現にはやや弱い |
0.6mm | 大型オブジェ、構造物 | 0.2mm〜0.3mm | 大まかな構造表現 | 超高速・強度重視・ノズル詰まりにくい | 表面粗い・細部表現不可 |
たとえばペットチャーム(只今オーダー受付中!)制作では、0.2mmノズルを選べば毛並みや刻印の細部をリアルに再現でき、0.4mmならスピーディーに魅力的な形状を組み上げられます。
たった0.2mmの違いでも、ノズル径で作品の精度やスピードを大きく左右します。
当事業所では、用途や仕上がりイメージに合わせて最適なノズル径をご提案し、一緒に製品づくりを進めます。
製品制作のお問い合わせ・体験・見学は随時受け付け中です。
お気軽にご連絡ください。
Comments