家族の想いに耳を傾けて――川崎区『さんか会』参加から見えた就労支援のヒント
- エンパワークファクトリー
- 10月23日
- 読了時間: 3分
「当事者やその家族は、日々どんな悩みや想いを抱えているのだろう?」
私たちは、利用者さん一人ひとりに寄り添った支援を行うため、地域の声を大切にしています。
今回は、川崎区で行われている家族会「さんか会」に参加し、ご家族のリアルな声を伺ってきました。その中で見えてきた“支援現場に求められること”を紹介します。

■ 「さんか会」とは?地域で支え合う家族の集い
「さんか会」は、神奈川県川崎市・川崎区で活動する、精神障害のある当事者を支えるご家族のための家族会です。
毎月第3火曜日の13:30〜16:00に定例会を開催し、勉強会や交流会を通して、家族同士が悩みを語り合い、支え合う場となっています。
会場は川崎区役所内で、運営は会員の会費・助成金・寄付金により成り立っています。
専門家による講話や情報交換の機会も多く、家族が孤立せず、安心して相談できる地域の拠点として長年活動を続けています。
■ 共通して聞かれた“家族の本音”
今回の参加を通じて感じたのは、多くのご家族が「知識や情報を得られる場所が少ない」と感じていること。また、「同じ立場の人と話せることで安心できる」「ストレスが軽減される」といった声も印象的でした。
家庭の中だけでは抱えきれない想いを共有できるこの場は、それだけで心の支えになります。
“話すことで癒やされる”“分かち合えることで前を向ける”――そんな温かい空気に包まれていました。
■ スタッフとして参加して感じたこと
支援の現場では見えにくい「ご家族の想い」に触れる貴重な時間となりました。
「もっと情報が欲しい」という声を直接聞くことで、エンパワークファクトリーが地域にどう貢献できるかを改めて考えさせられました。
今後は、家族にも安心してもらえるよう、事業所を知っていただく機会を増やし、活動の“見える化”を進めることにも大切していきたいと思いました。
■ エンパワークファクトリーとしてできること
当事業所では、3Dプリンタやパソコン作業、ブロックチェーンゲームを活用した作業など、多様な活動を通じて利用者の“できること”を広げています。
作業療法士による個別支援も行い、安心して日々の生活を整えられる環境づくりを行っています。家族の声を受け止めながら、「地域全体で支え合う就労支援」を今後も目指していきます。
まとめ
「さんか会」での学びは、支援の“原点”を見つめ直す時間でした。家族もまた支援の一員であり、共に歩む仲間です。エンパワークファクトリーでは、地域とのつながりを大切にしながら、利用者とご家族の笑顔を支える活動を続けていきます。見学や体験利用も随時受け付けていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
さんか会 入会・お問い合わせ先
さんか会(川崎区 家族会)
活動内容:精神障害のある当事者を支える家族同士の交流・情報共有
定例会:毎月第3火曜日 13:30~16:00
会場:川崎区役所内(川崎区東田町8 パレールビル内)
お問い合わせ先:あやめ会事務所
電話相談(月・金曜日 10:00~16:00):044-813-4555
メール: ayame@iris.ocn.ne.jp
川崎区役所地域みまもり支援センター 高齢・障害課精神保健係 電話:044-201-3213
※エンパワークファクトリーへのお問合わせ・見学や体験のご希望の方はこちら
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