川崎市市民文化局様からのご依頼で「透明コースター」を制作しました
- エンパワークファクトリー
- 11月22日
- 読了時間: 2分
川崎市市民文化局様からの特別なご依頼
このたびエンパワークファクトリーでは、川崎市市民文化局様よりコースター制作のご依頼をいただきました。カラフルな帯とやさしいイラストが印象的な、特別仕様のデザインです。

今回は、透明フィラメントを使って造形し、途中で一度止めて紙を挟み込む少し特殊な方法で制作しました。デザイン調整や試作はスタッフが中心となって進めています。
透明度UPへのこだわりと、スタッフの試行錯誤
透明フィラメントといっても、普通に造形するだけでは、思ったような透明度が出ません。どうすればよりクリアに見えるのか、どうすれば紙のデザインやQRコードが読み取りやすくなるのか…。
スタッフは設定画面とにらめっこしながら、細かな調整を何度も重ねていきました。
温度の微調整
造形スピード
フィラメントの厚み
挟み込む紙との相性
試しては調整し、また試す——そんな根気のいる作業が続きました。
品質を守るための再調整も
造形の途中でわずかな焦げが混じってしまい、検品の段階で全体の約1/4程を作り直すことになった場面もありました。
より良い仕上がりをお届けしたいという思いから、プリンターのノズル清掃を何度も行ったり、こまめに異常が無いか確認を行いました。
また、紙を挟み込むタイミングでは造形プレートが熱く、「熱っ!」と声が出てしまう瞬間もあり、作業の合間には笑いがこぼれる場面もありました。

完成したコースターは、やわらかな透明感のある仕上がりに
完成したコースターは、透明な縁越しに紙のデザインがやさしく浮かび上がり、QRコードも読み取りやすい状態に仕上がっています。
色ごとに帯をつけ、丁寧に袋詰めしたコースターがずらりと並んだ姿には、スタッフも達成感のある表情を浮かべていました。

未来につながる、ものづくりの可能性
今回挑戦した「透明フィラメント × 紙の挟み込み」は、まだまだ可能性のある技法です。「もっと透明度を上げられるかもしれない」「別の素材も試してみたい」など
新しい発想も生まれています。
エンパワークファクトリーは、これからも地域のみなさまや企業の方々と一緒に、楽しく、そして丁寧にものづくりを続けていきます。
ちょっとしたノベルティ制作やオリジナルアイテムのご相談も、どうぞお気軽にお声がけください。
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