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障害を抱えた私が、支援者として働く理由

  • エンパワークファクトリー
  • 8月11日
  • 読了時間: 3分
ピアサポーターとして日々利用者さんと向き合ってます。
ピアサポーターとして日々利用者さんと向き合ってます。


当事業所には障害当事者でありながら活躍しているスタッフもいます。


そんなスタッフにインタビューをしました。



Q1. なぜ「支援者」という仕事を選んだのですか?

私は反復性うつ病性障害と向き合いながら、生活支援員として働いています。

私は病気を発症した後、就労移行支援事業や自立訓練支援などの障害福祉サービスを利用しました。そこで職員の方から「あなたならできる」という言葉等、さまざまなアドバイスをいただきました。その経験を通して、自分に対する自信を少しずつ取り戻すことができ、「今度は自分が誰かを支える立場になりたい」と思うようになりました。


Q2. 具体的にどんな仕事をしていますか?

利用者さんが1日をスムーズに過ごせるよう、作業スケジュールを組み、作業内容の切り出しや振り分けを行っています。また、快適に作業できるよう作業環境の整備も担当しています。

利用者さんの体調確認を行い、必要に応じて面談も実施しています。そのほか、利用者さんの1日の記録を記入したり、事務作業全般を行っています。


Q3. 障害当事者として働く中で、「当事者だからこそできる支援」があると感じますか?

はい、利用者さんの気持ちを想像しやすいことが当事者としての強みだと感じています。

自分が利用者だったときに、かけてもらってうれしかった言葉や対応は積極的に伝えるようにしています。

一方で、「おや?」と感じることはあえて言わず、利用者さんに寄り添うことを大切にしています。こうした気遣いが、より良い支援につながっていると思います。


Q4. やりがいを感じるのはどんなときですか?

利用者さんが作成したものが製品となり、実際に販売されて売れたときです。

利用者さんの努力が形になり、報われた瞬間を感じられることに、強いやりがいを感じています。


Q5. ご自身の障害特性とうまく付き合うために工夫していることはありますか?

身近に相談できる人をたくさん作ることを意識しています。困ったときにはすぐ相談できる環境があることで、安心して働けています。また、仕事中と休み時間などのONとOFFをしっかり切り替えるよう心がけており、そのメリハリが体調管理にも役立っています。さらに、自分の体調や気分の変化に敏感になり、無理をしすぎないように注意しています。


Q6. ブログを読んでいる方へ最後に伝えたいことをお願いします!

このブログを読んで頂いて、障害があっても、支援されるだけでなく、支援する側にもなれるということを伝えたいです。

同じように悩んでいる方や、福祉の現場に関わる皆さんに少しでも参考になれば幸いです。



今、彼は当事業所にはなくてはならない支柱となっております。

彼がご利用者を支援し続けられる環境を今後も作っていきたいと思います。

 
 
 

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